わたしはね、今日長年付き合った青キューブくんと最後のお別れをして、新しいクルマを納車しに行ったんですよ。
当然、この記事はそのクルマのお披露目でもしようかな?とも思っていたんですがね。
気が変わりまして、この記事にすることにしました。
実はこの納車は予定では先週末の土曜日にあるはずでした。
それが、書類関係の事情でどうしても次週になってしまうとの連絡が前日に入りました。
大変残念でしたが、ディーラーさんもかなり気に掛けてくれたようで、クルマの到着が月曜日の午後なので、火曜日に来て頂けますか?とのこと。
しかし、火曜日はこの店の定休日。そんなことできるの?と恐れながら尋ねてみると、「いや、休みなんですけど、店開けて待ってますんで大丈夫です」と言って下さいました。
確かに納車が遅れるのは残念ですが、どうしようもないのと、ディーラーさんのそこまでの対応に感謝し、丁度非番だった火曜日朝に貰いに行くことになりました。
火曜日は天気予報は雨……だったんで、つくづくついていないなぁと思いました、
が!!
本日、晴。
何何なに??
メチャクチャ晴れてるじゃないですかぁ!!
きっと、今までツイてない分をこの天気で取り返すかのごとく、晴れ渡っておりました。
おっしゃ〜っ!!今日は良い感じで行けるんじゃない?ナイス!!みたいな。
店まで青キューブくんと最後の運転。5年間の記憶が色々甦って参りました。
あっという間に店に到着。
店はディーラーさんが仰ってた通り、定休日には繋がれている鎖も外され、店の前には新しいクルマが。
クルマの確認をし、動作確認をして、青キューブくんの中身を全て取っ払って、さぁ書類手続きをしようと思ったまさにその時。
招かざる客がやって来た……
ここで一応整理を。
今日はこの店は事実上
定休日。
なのにワゴンは店の前に停まり、ドライバーが店の中に(当然、エンジン掛けっぱなし)。
やはり掛けているはずの鎖が外されていて、中に人がいるのが問題だったのかも…
慌ててディーラーさんが応対するが、話がうまく伝わらず、店のスタッフに電話を掛ける。
もう一度言いますが、今日は定休日なので、当然ピットクルースタッフはもちろん、社員も居ません。
今日は定休日なので取り扱いできない旨を伝えた途端、
「何で出来んのじゃゴラァ!!」
ドンッ!!
怒号と机を叩く音が、3人しかいない店の中に響き渡る。
わたしもビックリして、フロントの方を向くと、モンスターカスタマーに成り上がったDQNな客がディーラーさんに怒鳴りつけている。ディーラーさんはただただ「申し訳ございません」と頭を下げる。
何かおかしくないか?
何度も言うが、今日は
定休日。
店は閉めているし、工場もシャッターを閉じている。
こんな時に出来もしないコトを言って断られたのに腹を立て、暴挙に出たのだ。
しかも、全然納得いかず、とうとう工場長に殴り込みの電話までさせていた。
……一体何様だコイツは??
そんなやりとりが、変な話で1時間にも及び、ずっと取説ばかり読んでも居られなくなったわたしも、ちょっとした行動に出た。
動けないディーラーさんに、青キューブくんの後方ガラスにくっついてるシールを取るとカギを貰いに行き、そのついでにそのDQNに通り様「今日は定休日やぞ、分かって言ってんの?」と口は笑いながら、目は笑わず言ってやった。
一瞬相手が「えっ」みたいな感じでこっちを見たのを確認。これで多分数分後に解放かな?
青キューブくんの後ろの方には「水曜どうでしょう」のロゴが内側に貼られており、それを丁寧に取りたかったのだが、残念ながら奇麗には剥がれず、近々HTBショップで注文することに。
剥がし終わりの近づいた時、ようやくDQN退出。
ディーラーさんも出てきて、先ほどの曇顔とはえらい違いで「いやぁ、大変でしたぁ」とひと言。
どうやら、注文自体も、この店では行えないものだったらしく、それを強要させようとしたDQN側が事情をようやく理解し、小さく小さくなって帰らざるを得なくなったのだとか。
やれやれ。
睨みを利かしてかしらんが、わざわざ往復して帰路に付かんでもいいのにさ。
かくして、30分少々で終わる手続きが、この訳の分からないDQNモンスターカスタマーのおかげで2時間以上に及び、折角晴れ渡っていたそらも、気が付けば雨がぽつりぽつり。
30分で終わっていれば、まだ晴れていたし、湖岸に行って写真撮影も出来たはず。
何て事をしてくれたんだあの野郎……
ディーラーさんも、そしてわたしも、こういった招かれざる客・モンスターカスタマーをよく相手にすることがある。
わたしも今年の元旦早々に誤配で怒り狂った受取主が泥酔状態で来店し、班員全員を局前に並ばせ、そのうちわたしには「顔が気に入らない」との理由でバケツに入った水を浴びせさせられたくらいだ。警察に告発してやりたかったのだが…
どういう自信からか、こやつらは自ずと起こしている事に気付いていないのか、怒り狂い、そして何事もなかったかのように去っていく。
恐らくこれは、三波春夫の言う「お客様は神様です」をはき違えた奴らなのだと思う。
いつぞやか、日ス輪のカミュさんが
『「お客様は神様」じゃありません』という記事を書かれたことがあり、その中で三波春夫のコメントが書かれてあったのだが、
三波春夫はこう釈明している。
よーく理解して欲しい。
三波春夫といえば『お客様は神様です』というフレーズがすぐに思い浮かぶ方が
少なくないようです。
イメージを強く持っていただいていることを有り難いと存じますが、ともすると、
三波本人の真意とは違う意味に捉えられたり、 使われたりしていることがございます。
三波春夫にとって、お客様とは聴衆、オーディエンスのことです。
客席にいらっしゃるお客様とステージに立つ演者、という場で生まれた言葉です。
ですから、商店にいらした買い物のお客様や飲食店のお客様のことではありません。
しばしば誤解される
「金を払った客なんだから丁寧にしろ。言うこときけよ。 お客様は神様だろ?」や
「お客様は神様ですって言うからって、お客はなにしたって良いっていうんですか?」
ということではないのです。
(三波春夫オフィシャルサイトより引用)
要するに、このような間違った解釈をした親が子に、そしてその子が大人になり、今になってモンスターカスタマーみたく暴言を吐くわけですな。
思い当たる方々はちゃんと三波春夫の本心を理解した上で、サービスを受ける側としての取り計らい方を考えて貰いたいモノです。
ただ、必ずにも営業する我々に問題がないということもありません。接客態度が悪い、電話でも応対が悪かったり、難しい問題になるとすぐに電話を切るなどといったものによる原因も少なからずあるわけですので。
そこは提供する側も努力しなければならない部分があるのも確かですな。日々勉強です。
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posted by T.Kiyomizu at 21:28
| 滋賀 ☁
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日記
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