「小林製薬の糸ようじ」は今のところ爆発的売り上げというニュースがございません。かわりに「小浜市フィーバー」が連日のように放送されていて、ヒラリーの町もどうやら町おこしを始めたらしいですな。どこか知らんけど。
さて、今日どうでしょうHPで日記を見て参りました。
本日は藤村Dの日記でございまして、どうやら母校・北大の講師に呼ばれたそうです。これで2度目とか。
…かくいうわたしも、2年前に講師というか、今の仕事というテーマで母校の高校に呼ばれた経験がありますが、あれ、メチャクチャ緊張します。ただでさえ、中学高校のブラスバンド部でコンクールとかでもステージに上がった途端にカチンコチンになったってのに……
それに、呼ばれた理由がただ単に「地元で働いているから声掛けやすかった(by呼んだ教師)」…
行ったオレもオレだけどさぁ…。
とりあえず、「今の仕事と、続けていく上でのやりがいの変化、そして継続するにあたっての心構え…」みたいなものを色々喋ったと思います。為になったのかどうかは定かではありませんが、そういうのに限って時間が圧すんですよ…最初は足りないんじゃないかって思ってるのに。
で、藤村教授もそんな感じで熱弁を振るったそうで「生きる」というのを最初にテーマとして挙げたそうです。うわ…また大きなテーマだなぁ。
その生きるためには、学生から就職して社会人となるわけですが、そこで「あなたは地元で働きたいか、それとも東京に行って働きたいか」という藤村教授の質問に、大半の学生は「地元で働きたい」と答えたんだそうです。
ま、確かに今はネットも普及して、携帯でもよほどの山奥で無い限り繋がるし、車も持てるようになったし、どこへでも行ける。
例え、それが道内であろうとも、不可能では無いんですよねぇ。
実は、関西圏ではその逆で、大阪に住みたいと思う以前に「大阪郊外に住みたい」と言って滋賀に移り住む方々が急増してらっしゃいます。アーバンネットワークで新快速が福井県敦賀市まで伸び、信じられないことに敦賀までが通勤圏になりかねない状態。おまけに道路も新名神が開通したり、各道路が延伸するなど利便も多く、さらに土地がまだあるっていうことで、今はあちこちの田畑や竹林があっという間に更地になって家が建ちます。ショッピングモールもあちこちにオープンするなど、生活にも困りませんし、ある意味滋賀の方が住みやすいのかも知れません。
ただ、藤村教授は、便利であることはいいことなんだろうけども、それによって人と人とのコミュニケーションが損なわれたり、一社会人としての自覚を損なったまま幼稚に生きているんじゃないか?と警鐘を促しております。ローカルコミュニティーっていう表現されてますが、この言葉が非常に重要な響きに思えるのはわたしだけでしょうか。藤村教授のお言葉をそのまま伝えるとすれば、コミュニケーションが機能していれば、社会全体の緩衝材的な役割を果たし、社会は本来の社会性を取り戻す。便利で簡単な物事に一喜一憂するばかりではなく、一人一人が独特でその場にあった考え方や文化が花開いていけば、この世の社会ってのはもっと良い方向に育っていくんじゃないかな?と。
「あなたの生きる意味を考える場合、同じく社会のことも考えなければならない」
今の世の中、これが欠如してるんじゃないかな…
この言葉に少しグッと来ました。
というか、今のDQN等にそっくりそのまま大音量で聞かせてやりたいわ。
わたしも教壇でそんな話をしたんでしょうね。「仕事の歯車になるという言い方は簡単だろうけども、重要な役割を果たすという意味を悟れば、自ずと仕事に前向きで躍進できるんじゃないか」って。
で、この日記最後の締めの言葉が
「大泉アンビシャス」
じゃなくって、
「ボーイズ・ビー・アンビシャス!」
だったんですよ。
新社会人になる皆さんへ、そしてこれから頑張ろうとする皆さんへ、
わたしからも
「ボーイズ・アンド・ガールズ・ビー・アンビシャス!!」
春はもうすぐ!頑張りましょう。
