出演された俳優さんもいろいろと個性がある方を筆頭に面白い面々で大変良かったと思います。
そういう個性的な面で一番良かったと思うのは、連ドラ主役抜擢が30年来にして初めてという「あしたの、喜多善男」の小日向文世さんでしたね。ドラマも展開が徐々に変貌していく様が面白かったですが、今まではサブキャラ的なイメージしかなかった小日向さんの主役の演じ方ってのを見て少し納得しました。まさに個性派で演技派俳優でらっしゃる小日向さんの今後にも注目したい、良い作品でした。
まずは、視聴率ランキング。(3月26日現在)
.薔薇のない花屋(フジテレビ・月9)
.相棒 Season 6(テレビ朝日・水9)
.斉藤さん(日本テレビ・水10)
.交渉人(テレビ朝日・木9)
.新・京都迷宮案内(テレビ朝日・木8)
.ボンビーメン(日本テレビ・火10)
.だいすき!!(TBS・木10)
.佐々木夫妻の仁義なき戦い(TBS・日9)
.1ポンドの福音(日本テレビ・土9)
.ロス:タイム:ライフ(フジテレビ・土11)
.鹿男あをによし(フジテレビ・木10)
.エジソンの母(TBS・金10)
.未来講師めぐる(テレビ朝日・金23)※
.ハチミツとクローバー(フジテレビ・火9)
.3年B組金八先生(TBS・木9)
※地方での放送は別時間枠か無放送
最高視聴率別には、やはり『薔薇のない花屋』が初回視聴率22.4%でトップ、次いで『斉藤さん』が最終回視聴率19.6%で第二位、第三位は『相棒season6』の1月期6週目18.3%。
なお、NHK大河ドラマ『篤姫』は別格とさせて頂いております。
視聴率を見る限りでは、「ハチミツとクローバー」が予想以上に伸び悩んでしまっていた事が疑問に思えてなりません。アニメや原作本を知らない方はあんまり見ないかぁ……。あと、金八先生の視聴率8%割れ横行は仕方がないかな…と思います。途中から何だかシナリオも無理矢理っぽく、武田鉄矢の年のブランクも嵩んでか脚本的にもドラマ全体的にも前シリーズよりも覇気が無くあまり良いイメージは無く非常に残念なところが視聴率にも上がったな…と実感しております。
放送局別には、日本テレビが最近頑張ってるな、という感じを受けます。観月ありさ主演「斉藤さん」や小栗旬主演「ボンビーメン」、亀梨和也主演「1ポンドの福音」も好調で、ストーリーも分かり易く良い感じに仕上がっていたと思います。ここのところ、ドラマ帝王だったはずのTBSが弱い気がするのは気のせいかな?やはり金八先生がすべったのは痛かったか…。佐々木夫妻も結局のところ自らの離婚話が出てからは不快で見る気が失せた方が多かったんじゃないでしょうか。そこんところ数字は正直です。
■T.Kiyomizu私的冬ドラランキング■
.相棒season6[テレビ朝日 水9]
→劇場版5月から公開とあり、ますます充実した話ばかりで楽しく見させて頂きました。
.ハチミツとクローバー[フジテレビ 火9]
→アニメも面白かったですが、実写版もかなり面白かった。のだめもそうですが、こういう話はドラマとして十分観られる。
.エジソンの母[TBS 金10]
→正直、金八先生よりも観れたし面白かった。子供の素朴な疑問は大人にとってもよりよく考える必要があると言うことを教えられた良いドラマだ。
.鹿男あをによし[フジテレビ 木10]
→あらすじ的にはくだらないかも知れないが、話を紐解いていくスリルが少し面白かった。あと喋る鹿など個性的なキャラクターが大変良かった。
.ロス:タイム:ライフ[フジテレビ 土11]
→いい話ばかりで時には感動するようなものも。意外な展開というのがありすぎてどれも面白い。4月5日放送には御存知大泉洋が演じるヒキコモリ編も見逃せない。
大まかにランキングをつけると、ざっとこんな感じです。他の番組は、途中で観るのを辞めたか観るタイミングを逃した作品です。
■余談ですが、「鹿男あをによし」の出演欄に「山寺宏一」の名前があったので、「どこで出てたんだ!?」と悩んでましたが、なーるほどぉ〜。鹿の声として出てたんですねぇ〜。「さぁ神無月だ。出番だぜ、先生」っていうあの鹿かぁ…。鼠の声(戸田恵子)が出てくるまで全ッ然分かりませんでした。