
岐阜の北側は飛騨地方と呼びますが、その飛騨地方の南、すなわち「南飛騨」に当てはまるのが、温泉通なら御存知の、下呂。
その下呂の西側にあたる、一山越えたところに、今回の目的地があります。
西から行く場合は、名神を途中東海北陸道を介して郡上八幡ICで降り、国道256号の狭路ヘアピン地獄ををひたすら上り、標識があまり無い県道を曲り、ダムを幾つも横目で観ながら湖岸を走り続けると、ようやっと小さな集落が見え、その西側の高い斜面に立つ建物が美輝の里。


駐車場及び露天風呂からはこのような景観が楽しめます。
空が高く、夜の天気がいい日は満天の星空を観ることが可能っぽい。
建物も宿泊施設が兼用とあって、広々としており、レストランも完備。休憩施設がいくつもあり、休み場所に困らないのも嬉しい。
温泉は全部で17種類も楽しめるとあって、内風呂並びに露天風呂は広々。時間を忘れるくらい楽しめそうである。
■南飛騨馬瀬川温泉 美輝の里
10:30〜21:30[受付 21:00まで]
定休日 不定休(年に10日程度あり)
大人 休日 700円 / 平日 400円
備考:飲食・宿泊施設有り、温泉スタンド有り
【ゆらんジャー温泉格付け】(5段階評価)
総合 27点(35点満点)
泉質 ★★★★☆
景観 ★★★★☆
屋外施設 ★★★★☆
屋内施設 ★★★★☆
脱衣場 ★★★★☆
食事 ★★★★☆
接客 ★★★☆☆
現在 026 / 151 施設制覇
(この時点で)


■温泉シールラリー「ゆらん」ホームページ
サイトでも各温泉施設の詳細を見ることが出来ます。
なお、冊子は各温泉施設でご購入下さい(1冊(1人)300円)。
今回は、おまけにもう一つ、温泉とは別に訪れた場所があります。

美輝の里から今度は北方向に進み、国道257号線を下呂方面に進むと、見えてくるのは飛騨萩原。
ここに、以前も紹介したことがある喫茶店「緑の館」があります。
名前とは別に、中はアンティーク品が多数並べられたレトロなお店。店にはいると、壁一面に古時計がお出迎え。カウンターを挟んで昔ながらのカメラやラジオなどが飾られております。室内はジャズがBGMとして流されており、心地よいナンバーにより至福のひとときが味わえます。

ここのオススメは他種類に渡るコーヒーとサンドイッチ等のパン。中でも、ここに立ち寄る際に必ず勧めているのは2004年7月13日に天皇・皇后両陛下が御行幸された際に召し上がられた「ロイヤルブレンド4713」。勿論、天皇皇后両陛下はブラックでお飲みになられたと伺っております。今回は金どな一族のふじわらさんをお誘いしましたが、ブラックを好まない彼でさえ虜になってしまうほどの上品な味わい。おかわりをしてしまう辺り、完全にはまってしまわれました。

こういう所に来ると、何故か時間が経つのを忘れてしまうんです。落ち着くっていうことが今まで無かったものですから、ここに来て時間をゆっくり過ごせる空間は大切にしたいものです。
今回も、ちょっと名古屋市長に似ている?マスターと長々とお話ししてました。聞くと、最初この店も普通の喫茶店だったのだと伺ってます。ただ、喫茶店としての拘りを忘れずに、もう一度訪れたくなるような店をコンセプトに、ずっとそれを守り続けていたんだそうです。この店も創立35周年。大泉さんや水尾。さんと同い年だ…。
大事なことは、決められたことをしっかり守り、自らの信念を貫けば大丈夫なんだって、マスターは悟っておられました。よく訪れる常連客が本まで作ってくれたんだそうで、自慢げに見せてくれましたが、思わず買っちゃいたくなる程の出来映えでした(もちろん非売品)。NHKや民放各局もよく訪れて撮影されるそうです。
私的には夕方〜夕暮れ〜夜になるコントラストの変化による店の雰囲気が大好きなので、夕方をオススメしますが、6時半には閉店なので春先が限界かな?(この時も閉店ギリギリまで居座っちゃいましたm(__)m)
朝早くからやってるので、朝食はここでってのもゼンゼンアリだと思いますよ。
■自家焙煎珈琲の店 緑の館
8:00〜18:30(18:00ラストオーダー)
毎週木曜日定休(祝日の場合は翌日定休)
下呂から高山方面へ、国道41号を飛騨萩原辺りまで走り、国道257号の分岐を過ぎた飛騨川の反対側にあります。
※コーヒー豆の直売もあり。ネットか電話で問い合わせを。