
マッチから火を付けるところから始まり、5拍子という変則的なテーマ曲をバックに、作戦状況が映し出され、ナレーションがタイトルコールというのが、お馴染み(?)のスタイル。
もう映画化もされているので、すっかり御存知の方も多いでしょうが、本編は1960年代に米国で放送され、日本(フジテレビ)でも放送されたドラマ番組こそが、今回紹介する「スパイ大作戦」・米国名「ミッション・インポッシブル(mission:Impossible)。約7年間放送され続け、ミッションに関わる話は全171話にも及ぶ大作で、勿論カラー放送(日本でも放送される際は初っ端からカラーだったそうです)。
そんなわたくしはこのスパイ大作戦は、90年初頭に日本で放送が始まった「新スパイ大作戦」で興味を持ったわけでして、その前進を知るためには、わたくしは勿論そんな時代に生まれていなかったので、やはりビデオなどで逆読みしていかなければいけないのです。ところが、以前にもレンタルショップに行けば「スパイ大作戦ベストセレクション」なるものがビデオでレンタルされており、数話をレンタルしては観ていたくらい。あとはたまに毎日放送が深夜に流した初版のスパイ大作戦を幾つか。
ということで、全話を知るというのは大変な苦労があり、以前から狙っていたDVD全集なんかも、かなりの単位の出費がかかるために断念するほど。
ところが、テレビのCMを観たら、そんなDVDコレクションが週刊で発売されるっていうじゃないですか!?
デアゴスティーニで2話づつ入ったDVDと解説付きで、お金の話になると、1冊1500円程度。ざっと月単位で計算すると6千円の出費になります。
で、何でこんなスパイものに興味を持ったのか?ってことが、ここまで填った焦点になるわけですが…
別にスパイものが好きというわけでもありません(でも映画「スパイゲーム」は結構好きですが)。007はどっちかというと嫌いな方なのです。もっとも、映画のM:Iは最悪なんですけどね(苦笑)。
昔のスパイ大作戦も、その後の新スパイ大作戦も、その要素ってのはチームワーク。冒頭のタイトルコール後にナレーションは決まってこう言います。『実行不可能な指令を受け、頭脳と体力の限りを尽くしてこれを成功する、プロフェッショナル達の、秘密機関の活躍である』
結構全体的でとことんミッションをクリアしていくっていう頭と力業が非常にマッチした良い作品なんです。ミッションに際して出てくる、工作員の作る装置なんてのも、今観ると物凄くアナログに思えて精巧に作られているあたり、周到なセッティングを施しており、今でも観る者をオッと言わせるんじゃないでしょうか。
わたくしが次に填った焦点は、出演者個々の持ち味やその後の変貌などが面白いなぁと思ったことですね。機材作成のプロであるバーニー・コリア演じるグレッグ・モリスの息子(フィル・モリス)も新スパイ大作戦で父と同じ役でずっと登場し、グレッグ自体も新に3回ほどゲスト出演していたり、結構作品として繋がりを大切にした作品といえます。わたくしはそういう作品が好いですねぇ。
現在4巻まで発行し、最終的には最初のシーズン1に辿り着いて終わるっていう順番。月6千円という出費は少しきついけれど、一度は集めてみたかった作品ですので、今月中に定期購読(年貢納め)でも決めてみたいものです。でもやっぱりXデー次第ですが…
最後に、最初にテーマ曲のことに触れましたが、一番最初に填った理由がこのテーマ曲の変拍子。「燃えよドラゴン」のテーマでもお馴染みのラロ・シフリンが作曲。5拍子でテーマ曲が作れちゃうなんてスゴイ!!っていうところから填ったっぽいです。テーマ曲から填った作品は今のところスパイ大作戦と「カウボーイ・ビバップ」くらいでしょうかね?
タグ:スパイ大作戦
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