下のようつべでピンと来たら、そう、そんな方が今回のリコメンドでございます。
何となく朝の某番組コーナーのクイズBGMでさりげな〜くループして聞かせてませんでした?
この方、Keith Mansfieldはいわゆるイギリスの作曲及び編曲者。1960年代から70年代にかけて、膨大なコマーシャル音楽や番組BGMなどを手がけたことで地元民は勿論御存知のはず。誰もがお昼のBBC(滋賀じゃなくて本場イギリスの!)スポーツハイライトと言えば口ずさむ程?の認知度ぶり。まだあのまま放送されてるのかな?
言ってみれば、日本でいうNHKスポーツに流れるテーマ曲みたいな感じかな?
何せ、彼が作り上げた曲はキリがないほど結構あるため、いっそのこと全集を出せばいいのにと思って検索を掛けてみたら、あることにはありました。
とりあえず取り寄せになるからと言うことでタワレコに注文を掛けたら1ヶ月以上も連絡が無く、その後取り寄せが出来ないためにキャンセルさせられ唖然。
その時まではそのアルバムがそんなに希少価値だってことを知りませんで、それならばといつもの手段でamazonに検索を掛けたら、運良く安値で買うことが出来ました。
しかし、再販が2008年だからそんなに経っていないのに、もう品切れってのは驚きです。LPですらかなりのお宝らしいので、もしあったら下さいな(苦笑)。
最近ビッグバンドやラウンジに目覚めてしまったわたくしにとって、彼の存在はまたしてもわたくしの音楽史に劇的な1ページを刻んでしまったコトでしょう(1ページで済むのか?)。
聞いていて楽しいし、飽きないっていうサウンドが既に60年代に存在していたなんて思いませんで。
中には完全に当時日本の作曲家がマネしただろ?っていうサウンドも存在していたり。
ビッグバンドでヒットしたこのオーケストラですが、とてもラウンジとは思えないほどの分厚い音に驚き、さらにテンポの良さと展開の仕方に60年代とは思えないクリエイティヴに富んだすさまじい曲のオンパレード。
知っている曲で10曲目のそれこそ「Moanin’」(ジャズナンバーの一曲)がガンガンのオルガンにオーケストラを合わせたえげつないグルーヴ感に圧倒され(ていうか、こんなカッコイイMoanin’は聴いたことがない!!)、お次の「TheSerpent」ではバリバリに響かせるトロンボーンに思わずうっとりしてしまうほど(でもカッコイイ!!)。グルーヴ感バリバリなのにもかかわらず、当時は電子音源があまり浸透しなかったせいか、楽器を大事に使っている人だなぁと逆に尊重してみたり。
曲そのものは結構面白いので、当時の風景になぞらえながら聴くのもよろしいかと思います。
■All Need of Keith Mansfield
/ The Keith Mansfield Orchestra
●発売日: 1968年
/ 2008年再版
●レコード会社:
RPM / Retrodisc(UK)
[収録曲]
01. Everlasting love
02. Rainbow valley
03. Lovin' things
04. Soul thing
05. Love for sale
06. Am I the same girl (Soulful strut)
07. What is this thing called love
08. Take five
09. Walk on by
10. Moanin'
11. The serpent
12. Boogaloo
13. Soul confusion
14. Spinning wheel
15. All you need is love
16. A whiter shade of pale
17. You've lost that lovin' feeling
18. Reach out (And I'll be there)
19. Rainbow valley
20. Everlasting love
とあるサイトで見かけたら、今もご健在で、しかも69歳にして昨年4月やっとこさ御結婚なされたそうです(してなかったんか!?)。しかも女性の方は65歳。日本にも度々来られてるらしいので、ひょっとしたらライブとかやってるかも知れませんよ。
あまり彼の素性がWebでは解りにくいのですが、多分このCDのライナーノーツに載ってるのかも。英語ばっかりでさっぱりですが、頑張って解読してみますわ。てか、何で日本版が無いわけよ!?結構BGM使ってたはずなのに。