
志賀高原を降りきったら快晴復活!!
2009年 9月14日
午後1時30分
長野県下高井郡山ノ内町
国道292号から戸隠へ向かう
(前回のおさらい)
富士山を眺めながら露天風呂で日の出を満喫できるという「ほったらかしの湯」で早朝御来光とともに湯に浸かる贅沢を味わい、次なる目的地「鉄道最高地点」野辺山と荒船山、さらには南蛇井と横川、碓氷峠を満喫し、今宵のお宿・軽井沢でその日の旅の疲れを癒した一行は、3日目、帰路に付くにあたり、長野・戸隠の有名そば屋を訪れるべく、実行不可能な帰路大作戦を企て、一気に地元の同名温泉街にて、気持ちを整えた後に日本国道最高地点である渋峠を制覇し、その後一気に長野へ降りきったのであった。
■詳細■
▼【1】東名高速→御殿場→山梨・ほったらかし温泉
▼【2】甲府・竜王・野辺地
▼【3】荒船山・南蛇井・横川・碓氷峠
▼【4】軽井沢・浅間山鬼押出・長野原・草津
▼【5】草津白根山高原・渋峠
さて、長々と旅奇譚を語ってきておりましたが、今回はそろそろファイナルです。
渋峠から一気に1500m程降りきったわけですねぇ。
色んな自主的願いを叶えてきたわけですが、残すミッションはあと2つ。
一つは、GW中にどうしても食べられなかった戸隠のお蕎麦屋さんでお蕎麦を食べること。
もう一つは…
後でお話しします。

この国道292号は完全に2車線で走りやすい!!……と書きたかったんですが、多くのカーブを曲がりきり、もう終わってホッとしたら、今度は中央線が無くなり、事実上の1車線道路に。
長野オリンピックの際に全線快適路になったんじゃないのか!?
どうなんだ、まっぽー!!(←地図)

その後は本当に、信号もなく真っ直ぐな快適路に変貌。
この差は一体……

途中、中野市で殆どのクルマが真っ直ぐではなく、下道を降りリタイアされて行かれました。
このまま国道292号を直進(国道292号は右折して飯山市へ向かいますが)すると、有料道路「志賀中野道路」に入りますが。
ただ、有料路って言っても普通車100円ですから、そんなに大層なことはありません。ま、地元の方にしては別に使わなくても大丈夫なんでしょうけどね。
有料路を抜け、そのまま直進すれば、お久しぶりの高速道路に滑り込めます。
信州中野IC入線で、上信越道を北へ2インター分、信濃町ICで降りて後は県道36号を西南へ走ります。
森林浴を楽しみながら戸隠高原を堪能し、戸隠神社奧社、森林植物園を過ぎてしばらく進んだ池のあるところを右に観ると…

目的の一つ、どうしても訪れたかったお蕎麦屋さん「そばの実」に到着です。
(戸隠神社中社まで行くと行きすぎです)
ここもすっかり有名になってしまい、土日祝日は混雑するんだそうです。
特に連休は大変なんだそうで…
ここのお蕎麦はちとお高い値段設定ですが、それは味わってみれば納得するはず。
数々のメニューの中で、初めて訪れる方や、クセになっちゃったリピーターが迷わず注文するメニューは「そば三昧」という品。
蕎麦は6切用意され、後は先にお椀に用意されている3つのつゆからなり、普通のそばつゆと、くるみだれ、とろろを好みで食べられるというモノ。後は勿論そば湯を楽しめます。
お蕎麦を待つ間に出されるのが、以前は蕎麦を揚げたお菓子だったんですが、今回はお漬け物でした。しかしこれがまた美味しくて帰りにお土産として買って帰りました。
お店の方に「GWに真近くまで来たのに、来れなかったんですよぉ〜」と言ったら「いやぁ、GWはもぉ大変で大変で…。物凄いお客さんの数で一生懸命でした」って、当時の状況を楽しく教えてくれました。
道中大変だとは思いますが、お蕎麦を食べたくなったら、戸隠においで。
★蕎麦処 そばの実
長野県長野市戸隠3510-25
営業時間 : 11:00〜16:00
定休日 : 木曜日・第3金曜日
帰りがけに、折角来たんだからと戸隠神社(中社)に参ることにしました。

毎回観ても、前の杉の高いこと……
お参りをし、おみくじを引いたところ、引いたのがナント
『平』
…???
聞いたことがありませんで。
以前引いた時には結構上位だっただけに、ちょこっとだけ運が落ちたかな?と思いました。

あとはひたすら帰るだけ…
あとひとつのミッションを残して。

さて、時刻はこの時点で15時半。
本当に、もぉ帰らないとぉ。


ノンビリと戸隠高原を堪能。
もう向こうは長野市街。戸隠がかなりの高所であることが伺えます。
この後、一旦長野市街へ入り、その後高速道路を再び介して帰路に付きます。
で、ナビさんはまたしても藤(村の)バカなプロジェクトを発動させてしまったようです。

ん??まっすぐ行ったら通行止めぇ??
道はそのまま続いているようなので、行けそうな気はしたんですが…
で、もう一つの看板。

七曲り区間??
一応、長野市街はおろか、高速へも、その「七曲り」ってのを経由しないとダメっぽいですね。
後で知った話、まっすぐ行った道路は途中で見事なまでに完全に崩壊してしまい、復旧見込みは永遠につかないんだそうです。
七曲りねぇ…
しばらく進むと、少しだけキュッと道幅が狭くなり、

来ましたぇ。
でも、文章が変ですねぇ。

これより この先 …って。
しかも七曲りなのに8ヶ所カーブってのも引っかかりますねぇ。

んじゃあ、またまたBGMはローズマリー・バトラーの「RuningHigh」(汚れた英雄)ってコトで(笑)

うわ……

うわぁ………

うぎゃああああ!!
実に8ヶ所。
しかも対向車がうまいことカーブに差し掛かる時にやってくるんだ、これが!!
途中に中央分離帯のような木が行く手を阻んだところで七曲り終了。
……ひょっとして、昔は有料路だった??

終わってすぐに目の前が開けてすぐ長野市街。
後は街を貫いて、高速道路に向かうのみ。
今回は更埴ICから乗り、一路松本ICまで向かいます。

姨捨サービスエリアで休憩。
JR篠ノ井線の姨捨駅もスイッチバックで有名な駅です。
しかもこのサービスエリア、ETC専用出入り口が併設されていました。
姨捨まで登る勢いは、まさにパイロット気分。夜景もきっと奇麗ですよぉ。

今度は梓川サービスエリアで休憩。
もうすぐ17時なので、通勤割引を狙うためにここで時間稼ぎ。
北アルプスの山々に後光が降り注いでおります。

さて……
普通なら「何で松本ICで降りるんだ!?」「真っ直ぐ中央道で帰ればいいじゃないか?」とお思いでしょうが。
実は、最後のミッションは、奥飛騨温泉郷にあるんです。
そのため、一旦松本ICで降りて、国道158号を西行、平湯温泉で今日の疲れを癒そうというもの。
松本ICを降りたのが17時過ぎ。
平湯へは1時間掛かるか掛からないか。
果たして、日没に間に合うか…

間に合っちゃった☆
日本でも指折りの日帰り温泉施設と目されている「ひらゆの森」に18時前に到着。

ここで温泉に浸かり、食事を頂いた後、ゆっくり高山に向かい、ゆっくり東海北陸道−名神高速を経て、深夜割引をゲットして帰宅致しました。
(ひらゆの森については「湯らんジャー企画」で紹介します)
帰宅 9月15日 深夜0時20分
【終】