華麗なる金どな一族に選ばれて早10ヶ月…
デュアリスくんに、意外な形で悪夢が訪れました。
先日。
親友を乗せていつも走り慣れている道を走っておりました。
時刻は夕暮れ近く。
道は片側1車線ながら広く車幅をとっている、ごくありふれた一般道でございます。
二人で色々語っていると、先方で何やら変な気がしてBGMを止め、窓を少し開けると…
思った通り、向こうからサイレンを鳴らして救急車がやってくるではありませんか。
少し広い道とはいえ、かなり余裕があったのでゆっくり減速し、左路肩にクルマを寄せて停止。
すると……
救急車が通過しようとしたまさにその時!!
後ろから猛スピードでこっちのクルマすれすれにすれ違う黒ワゴン車。
その車の真ん前には救急車……
「やばい!ぶつかる!!」
助手席の親友が叫んだ直後、音はしなかったものの救急車とその黒ワゴン車は擦りながら何とか避けたかと思うと、急にハンドルを取られたように路肩の電柱に激突。
しかし、その弾みに、何か黒いモノがこっちに向かって来るではありませんか!!
「な、何?」
そう思った瞬間、鈍く「どんっ」とデュアリスくんの左下に音がする。
とりあえず外に出て確認すると、デュアリスくん向かって右側下が少し凹み、その衝撃からか、下底部分が少し口を開けてしまっておりました。
そして、この黒い物体の正体は……15インチテレビ。
目の前でぶつかった相手がどうなったかが分からないので、運転席を覗こうとしたら、相手が出てきてひと言。
「ゴラァお前何急に止まっとんじゃ!!」
…え?
そのひと言に恐らく自分はカチッと来たんだと思いますが、
「急に止まるも何も、救急車来たら道譲らなあかんやろが!!
お前、本当に教習所出たのか!?」
と怒鳴っちゃいました。
救急車もかすった程度で問題は無かった…ようなので、すぐに行くのかと思ったら、代わりの救急車を呼んだらしいです。
擦っただけとは言え、事故ですから。
で、その隊員さん、けんか腰になりそうなわたくしを引っ張り、こう言いました。
「やめとき、アイツ飲酒運転や」
……え!?
要するに、彼は自己自流の運転をしていた際に、救急車が抜けるより先に追い抜こうとしていたら、デュアリスくんが減速し、さらに止まってしまったために追い抜く機会を失いぶつかり掛けたというもの。
しばらくして、救急車が呼んだ警察により、事態は思わぬ方向に。
黒ワゴン車の運転手の飲酒運転が発覚し、さらに救急車を止めたと言うことも重なって、その後逮捕となりました。
一番腹が立ったのは、逮捕されたヤツからは一切の謝罪がなかったと言うことと、未だにわたくしめが悪いとほざく次第。
酒乱が良く言うわ!
未だに福岡の悲劇を思い出させるようなドライバーが後を絶たないことが、目の前で観ることが出来ました。
そんなDQNな彼と、救急車が横切っても普段通り普通に走るドライバーに、こちら参考までに。
【道路交通法】
第40条(緊急自動車の優先)
交差点又はその附近において、緊急自動車が接近してきたときは、路面電車は交差点を避けて、車両(緊急自動車を除く。以下この条において同じ。)は交差点を避け、かつ、道路の左側(一方通行となつている道路においてその左側に寄ることが緊急自動車の通行を妨げることとなる場合にあつては、道路の右側。次項において同じ。)に寄つて一時停止しなければならない。
2 前項以外の場所において、緊急自動車が接近してきたときは、車両は、道路の左側に寄つて、これに進路を譲らなければならない。
※上記規定に違反した場合は5万円以下の罰金(第120条第1項第2号)
最近思うに、救急車が通っているにもかかわらず道を譲らないばかりか、突進する大馬鹿野郎が実際におります。
ヤツの場合は救急車とぶつかって、同乗していた患者がもっと酷いことになっていてもわたくしのせいにするのでしょうな。
こいつら、免許取って後はどうでもいいと思ってるんでしょう。
出来ることであれば、ヤツの免許を剥奪し、修理代だけでも相手取りたいものですが、事情が「乗っていたテレビが弾みでこっちにぶつかった」というので難しいかも知れません。
しかし、全てにおいて無傷で物損のみという、結果的には奇跡的なものでした。
しかし、こんなことで……
嗚呼、デュアリスくん受難。
しばらく、ドライブは怖くて出来ないかも知れませんね。
とはいえ、最近遠出してないから、尚更でしょうが。
ディーラーさん、お休みだったので金曜日にでも行って修理してもらいます。
いくら掛かるんだ?
はぁ、この車に早くも修理歴が……
修理金だけでも、払って頂きたいモノですな。
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