3rd
"BATTLE JAZZ BIG BAND" (アーティスト, 演奏),
則竹裕之 (演奏), エリック・ミヤシロ (演奏), 守屋純子 (演奏), 本田雅人 (演奏)
(2008/7/23)
ディスク枚数: 1
レーベル: BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)
このアルバムに辿り着くまで、色んなジャズバンドを聴いてきましたが、自分自身が行き着く場所がようやく見つかった安堵感がありました。
わたくしはビッグバンド聴きたさに、色んなジャンルを聴きまくっていたような気がしますが、決してそれは遠回りだけれども悪いことではありませんでした。
前置きはこれくらいにしておいて、サウリコ強化月間として、自信を持ってオススメできるこの1枚。
まず、見てお分かりの通り、お世辞じゃなく、
ジャケットがカッコイイ!!
ド派手でカッコイイ、さらにスピード感溢れるビッグバンドを聞きたい方は是非、このアルバムをお聞き下さい。
まずは曲目。
名曲揃いでございます。誰もが一度は耳にしたはずの「A列車で行こう」をはじめ、JAZZナンバーではすっかりお馴染みの「チェックス・イン・ザ・メール」,「アップル・ハニー」など。
しかもそれらが最速チューンにアレンジされ、程良い爽快"速"感が味わえます。
ゲスト陣も日本を代表するJAZZフュージョン奏者が連ねてバトルをしでかします。まずは御存知日本フュージョンの大黒柱・Tスクエア元メンバー本田雅人,則竹裕之をはじめ、エリック・ミヤシロ、守屋純子という顔ぶれでございます。
それぞれ個性豊かでド派手に”超・新快速”に荒らしまくります。
【曲目】
1,エクスプロージョン feat,則竹裕之 ( Matt Catingub )
2,テイク・ジ ”A” トレイン feat,エリック宮城 ( Billy Strayhorn / arr. Don Sebesky )
3,シンデレラズ・ワルツ feat,守屋純子 ( Don Menza )
4,チェックス・イン・ザ・メール ( Gordon Goodwin )
5,アップル・ハニー feat,守屋純子 ( Woody Herman / arr. Osamu Yoshida )
6,バラッド・フォー・ア・ラフ・イヤー feat,本田雅人 ( Frank Mantooth )
7,プレッシャー・クッカー ( Sammy Nestico )
8,オープン・ザ・ドア! feat,則竹裕之 ( Osamu Yoshida )
とは言え、わたくしはこのアルバムから聴き始めて唸り、然し原点に戻ります。
「でも待てよ?3rdってことわ……その前にもアルバムがあるんじゃねぇのか!?」
しっかりあるんですよ。
しかもこれが、1作目2作目共にオムニバスアルバムだったということに驚きました。
バトル・ジャズ-ビッグバンド・アルティメット高速チューン
オムニバス
{ 秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンド (演奏), バディ・リッチ (演奏), 渡辺貞夫 with 原信夫とシャープス&フラッツ (演奏), ウディ・ハーマン (演奏)他}
(2006/8/23)
ディスク枚数: 1
レーベル: BMG JAPAN
記念すべき1枚目はのっけから本気モードで聴くものを迷わず高速チューンに乗せてしまいます。
電車で言うところの、いきなりJR西日本の新快速ですかい!?(分かりにくいかなぁ??)
つまりは、各駅停車はあり得ない、全曲高速チューンで走りまくりですよ〜って言うことデス。
「明快でノリがよく聴いていて楽しい技術の高さ」を堪能できる最初にしては出来した1枚!!と言えます。
2曲目の「タイムチェック」なんかはいきなりどでかいビッグバンドのぶつかり合いで楽しいんですが、わたくしが「エッ!?」と度肝を抜いたのが5曲目の「エアジン」。
ベースを聴けば一目瞭然ですが、こやつら♪(四分音符)=300以上で演奏してないか?っていうくらいの超高速。
各停の山手線なんかも速く感じるくらいえげつない曲でございます。だから車の運転に注意……なんですわ。
その他、こないだ「チョイ悪オヤジのジャズファンク」でリコメンドしたギル・エヴァンス(ビル・エヴァンスじゃないデスよ)の「イレブン」が当時の音源でしっかり入っておりますし、ベーシストの神様と今でも崇められている巨匠・ジャコ・パストリアスの「ドミンゴ」までもが挿入!
わたくし、ビッグバンドに負けないベースの華麗さに思わず泣きました…
バトル・ジャズ-ビッグバンド・アルティメット高速チューン2
オムニバス
{ クインシー・ジョーンズ・アンド・ヒズ・オーケストラ , 秋吉敏子 , カウント・ベイシー , ウディ・ハーマン }他
オリジナル盤発売日: 2007/8/27
ディスク枚数: 1
レーベル: BMG JAPAN Inc.(BMG)(M)
このアルバムに関しては、吹奏楽など、楽器を携わった方に是非聞いて頂きたいひと品でございます。
1枚目は名役が光ってたりしてましたが、今回は全てのパートにおいて激しく争っておられます。
ビックリしたのは、3曲目の「サム・スカンク・ファンク」。あのアニメ「カウボーイ・ビバップ」でお馴染みのジャズファンクや話のタイトルは、大半がこのブレッカーブラザーズに影響されたものと言われています(アルバムにも「ヘヴィ・メタル・ビバップ」というタイトルがあるように)。
前にも記したとおり、弟のマイケルブレッカーがこの世を去ってもう2年が経ちました。彼らがこの形成を作り上げたと言っても過言でないくらい、文句の付けようがないサウンドです。
こちらにもしっかりジャコ・パストリアスが「インヴィテーション」と言う曲でエントリー。
この曲実は「報道ステーション」最後のニュース内で流れているBGMだってこと、知ってました?
(報ステのBGM演奏は香取良彦ジャズオーケストラというインディーズバンドで、ルパン3世のオムニバスにも参加)
さて、ざっと3枚のバトルジャズビッグバンドをご紹介しましたが、ここでビッグニュース。
何とこのバトルジャズ、今夏にリリースと同時にライブも決定しているとのこと。
4th
バトルジャズ・ビッグ バンド conducted by Osamu Yoshida
(2009/7/22)
ディスク枚数: 1
レーベル: BMG JAPAN Inc
今のところ、参加アーティストは3rdにも参加していた則竹裕之のみとなってますが、さぁどうでしょう。
(※追記:則竹裕之は参加アーティストではなく、今回から正式にメンバー加入となったそうです)
【曲目】
1. グッド・ニュース
2. サンバンドリア・スウィング
3. ドナ・リー
4. スネークス
5. ジャンプ!-テーマ・オブ・バトルジャズ・ビッグバンド
6. サンバ・ソング
7. インディアン・リフス
8. マジック・フリー
バトルジャズのテーマ曲ってどんなんだろ?
気になりますねぇ〜。
4thの発売が7月22日ですので、連休明けになります。
わたくしはしっかり予約いたしましたよぉ〜っ!!
最近音楽に飽きが来ているアナタ、ぜひお試しアレ。
↓こちらは7/22発売