2009年05月13日

子供を見ない親はふと他人に成り下がる


言いたくはないんですけどね、
たまに居るんですわ。そういう親が。

運転中でもそう。
助手席に子供を乗せているのにもかかわらず、あまりにも乱暴な割り込みや信号無視をかます女性。注意するものなら、相手をギッと睨み付けて自分が正当であるかのように見せかける素振り。まるで反省すらしやしない。
しかし、助手席には子供が「何で怒られてるの?」って不思議な顔で見てる。
それでも親は言及しない。
ずっと口を噤んだまま。
そりゃそうだ。反省する意志もないのに子供に理由なんか言えるわけがない。

そういう光景を、GWによぉ〜く見かけましたわ。
子供が見ている前で自分勝手な行為に走るバカ親ってのを…
ある意味、子供が堂々たる真似をしなければなぁと思ってますよ。
だって、子供は親を見て育つって言うけど、それは本当の事ですから。
まさに今日、それを目の当たりにした時はさすがに凹みましたがね。


いつも通りの帰り道。
大通りを渡る際に信号のある交差点じゃないと渡れないので、そこまで歩いて行きますが、まずあり得ない光景として、自転車の親子で信号無視をかますこの光景。
もうとっくに信号は赤に変わっているにもかかわらず、堂々としたモンです。
しかも、後ろの子供はマクドナルドの袋を持ち、何かを食べながら自転車を漕ぐ。
親は素知らぬ顔。
おいおいおい、危ねぇって……
しばらく同じ道を、遅い速度の親子の後ろを歩いていると、次の瞬間!

ポイッ


うん?何か捨てたぞ??
見るとマクドナルドのアップルパイの包み紙。
しかも堂々と後ろに放り投げたぞこのガキ…
さらに、多少気になったのか、後ろ振り返る。
だったら端から捨てるなよ?と言わずに苦笑いを送る。


その数秒後、

ポイッ

今度はマクドナルドの大きい紙袋を悪気もなく放り投げる。
2度も人の目の前で道路の真ん中で……
さすがにわたくしもカチッとスイッチが入りました。

すぐさま
「待てィ!!堂々と道にモノを捨てるな!!」

いや、後で聞いたらかなりの怒鳴り声だったらしく、そりゃあガキも立ち止まりますわな。
「今すぐ拾え!!どういう神経しとるんじゃテメェは」
と怒りましたか…
ガキはすぐに何も言わずに紙袋を拾って親に追い付こうとしますが「チョット待て!!まだ捨てていったモンがあるやろ!?全部見とったんやぞ!!」
容赦はしません。
だって振り返ってたからねぇ。
さすがに親も気が付いたのか(というか、あの怒鳴り声で自分の子のした事とは知らずに先に行ったという神経が信じられない)、その場に戻ってきましたが……

その当時の顛末はこちら。
よぉ〜く読むがいい。

親:何なんですか?子供にゴミ拾いなんかさせて
T:おたくの子供が捨てていったんですよ。この道のど真ん中にね
親:あなた一体何なんですか?ここの自治会の方ですか?
T:いいえ、一般市民ですが
親:普通の方がいちいち注意しなくてもいいんじゃないですか
T:ですから、おたくの子供がゴミを道に捨てたのに注意したんですよ。何が悪いと仰るんですか?
親:あなたに注意される筋合いは無いんじゃないですか
T:いや、あなた親だったら何で注意出来なかったんですか?親としての管理が行き届いていないってことでしょ?
親:そんなことを言われてもね、いちいち後ろの事なんか気にしてられないんですよ
T:あーそうですか。だったら子供がこうやって堂々と人前でゴミを捨てても、あなたは知らないと言われるわけですね
親:だって見てないモノをそういう風に言われるの、非常に腹立たしいしね
T:そうやって子供の悪いところを見過ごされるワケですか?
親:見てないモノは仕方ないでしょ?そんなこと言われても知らんわよ?
T:だから子供も堂々と道ばたにゴミを…
親:(遮って)だから知らないモノは知らないって言ってるでしょ!?あなた何様よ!!

あまりにもエキサイトしちゃったためと、あまりにも怒鳴り声が大きすぎたのか、近所の方が集まって来ちゃいまして。
収拾がつかないところに、DQN親へとどめを刺したのが、わたくしではなく、後ろから声を掛けてきたおじいさん。
「チョット待ちなさい。
 わしゃ全部見とったぞ!
 あの子(ゴミを捨てた子供)が信号の前から食べながらゴミを放(ほか)し続けた挙げ句に信号無視までしでかしよった!
 あんた親なら何で注意してやれんのだ!?」


…………え、ええ〜〜〜〜っ!!??
このガキャあ、信号無視する前からゴミ捨てまくってたんかいな!?
しかし、見てる人は見ていた。
親は監視していなければいけないはずが、見ていなかった。
いや、その前に食べながら自転車を漕ぐ行為を認めさせていた時点で、それはどうなのよ?と。

さすがに留まりきれなかったのか、親は「フンッ」と「覚えておきなさいよ」と威圧的な態度で子供の元に行き、周囲の方からはやや褒められながらもちょっと声が大きすぎたことを言われ、こっちも反省。
いやね、別にわたくしに謝らなくてもいいんですわ。
自分の行為を反省し、正すのであれば別に。
しかし、最近の人ってのは反省し正す事をいつしか”恥”として受け止めず、結局繰り返してしまう。

親が親なら、子供も子供……

まさにその現実を見せつけられた感があり、何か厭な夕暮れでした。

posted by T.Kiyomizu at 21:12 | 滋賀 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 日々どうでしょう
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