2010年04月13日

パット・メセニー / オーケストリオン

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 昨日の「勝手にスイッチ」で嵐のCDの代わりにポイント名義で買ってしまったというアルバムをご紹介します(苦笑)。何よりもビックリしたのは、ジャケットにあるこれら全ての楽器を、パットメセニーひとりで演奏する、題して「ひとりオーケストレーション」。
 「そんなことが本当に可能なの!?」ってお思いでしょうが、実はこの技法、100年以上前から存在しているんですよ。
 このアルバムのタイトルである「オーケストリオン(Orchestrion)」とは、19世紀末から20世紀初頭に実在した、オーケストラの複数の楽器を同時に演奏させることができる大掛かりな機械のことで、このコンセプトを現代の最新技術に当てはめたのがのが本作。
 パットメセニーは、ジャケットにあるとおり、たくさんのアコースティック楽器によるアンサンブルを組み、ピアノ数台、ドラムキット、マリンバ、ヴィヴラフォン、ギター・ボット、パーカッション多数、念入りにチューニングされた何十本もの空き瓶まで使用し同時演奏させております。
 わたくしも「んなバカな……」と普通に試聴してみましたよ。そしたら、聞いたところは普通に「パットメセニーグループ(パットメセニー率いる4,5人のフュージョン軍団)」なんですもの。でも、今回はグループってついてないので、もちろんお一人。どう聞いたって、一人で演奏しているとは思えない!!
 驚くのはまず早い。
 初っ端の1曲目「オーケストリオン」はナント15分以上の演奏時間。初めから飛ばしているテンポの軽快さとえらい楽器の多さに、この先どうするんだ!?とヒヤヒヤものでしたが、そこは天下のメセニー。ちゃんと起承転結が成されており、楽器ひとつひとつが目立つことなくしっとりと調和しているあたりは流石でございます。
 このアルバムには5曲がエントリーされているわけですが、たかが5曲だけと思ってはイケナイ!何せオーケストリオンですから、全てパットメセニーだけの演奏を、最低でも7分以上掛けて操っているわけです。そりゃあ5曲でもありたがたいなぁ〜っ!!と思わねば。
 結局のところ、普通に聞いた人には、オーケストリオンという前提を説明しないと、普通のバンドにしか聞こえないんです。ので、とりあえずは聴いてみて頂いた方が早い!ひとりパットメセニーで演じているんだっ!!ていうコトを念頭に置いて。
 全体的には、かなり新鮮に聞けるフュージョンサウンドというか、やっぱりパットメセニー一色というサウンドでございました。MIDIでやるのとは全然違うけど、一般の人がオーケストリオンやるっていうのは多分なさそう(やっぱりお金掛かりそうだし)。
 そりゃあ、数円でこのアルバムが買えたってんですから、お得でしょv(当時タワレコでポイント3倍キャンペーンをやっていて、その弾みで嵐のアルバムを蹴ってまでして購入した……っていうエピソード以前、他にキース・マンスフィールドのアルバムとかもガマンしてんだ!(苦笑)だから?って言われそうだけどね)

何でも、6月に日本公演があるんだそうで……って、まさかこのオーケストリオンを生演奏で披露!?
な、何たる無謀でおバカなことをッ!!!!!!!!!
こ、これわ是非見に行かねばッ!!!!!!!!!

■PAT METHENY / ORCHESTRION

●発売日:2010.02.01

●発売元:NONESUCH /ワーナー・ミュージック・ジャパン(国内)

▼収録曲
 1.ORCHESTRION
2.ENTRY POINT
3.EXPANSION
4.SOUL SEARCH
5.SPIRIT OF THE AIR



【 パットメセニー来日公演情報 】


posted by T.Kiyomizu at 19:00 | 滋賀 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | サウンドリコメンド
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