地元・滋賀県からまた一つ、歴史に名を刻んだ小さな町がその使命を終えようとしています。

お館様、残念。
21日合併、新市誕生 近江八幡市と安土町で閉庁式
滋賀県の近江八幡市と安土町は19日、21日の合併を前にそれぞれ閉庁式を行い、合併で失職する両市町長が最後の言葉を述べた。
近江八幡市は市文化会館で退職者のお別れ会とともに行い、職員ら約300人が参加した。冨士谷英正市長は「平成の大合併の最後を飾るべく、21日から新近江八幡市が始まる。新市が合併の相乗効果で光り輝いてほしい」と話し、笑顔で職員から花束を受け取った。
安土町は町コミュニティー防災センターで閉庁式を開き、町職員や町議ら約80人が集まり、56年間の町の歴史を振り返った。
合併中止を模索してきた大林宏町長は、あいさつで「全国ブランドの安土町が自治体名から消えるのは大変悔しい」と無念さをにじませた。大林町長と西川与平町議会議長が町旗を外した。
大林町長は式後、「退任後は安土の良さを残すために住民団体会員に戻ってできることをしたい。分立(新市からの分離独立)も頭の中にある」と述べ、分立運動を展開する可能性を示唆した。
Yahoo!News京都新聞 3/19付
合併阻止などで何かとお騒がせだった安土町でしたが、最終的には近江八幡市市長選が公示・投票までは今の近江八幡市長が合併後の市長業務を行うよう滋賀県知事からの最終判断により受諾されました。ここ最近は合併か否かを町民投票で行ったり、町長選を行ったりの繰り返しでしたが、ようやくそのいざこざが終わるような、ちょっと寂しいような気がします。
私的には安土町っていうのはやはり歴史の拠点でもあるわけですから、その名は残すべきだと思ってましたが、何よりも目の前の現実にある財政難が立ちはだかったようです。平成の大合併は滋賀県でも多くの町が消滅し、滋賀県で唯一の村・朽木村も高島市として合併、賤ヶ岳古戦場で知られる木之本町や余呉湖で有名な余呉町も今年初旬、長浜市に合併されてしまいました。
やはり、町の名が無くなるっていうのは、辛いものです。たまに「JRの駅名が残るからいいじゃないか」なんて言われる方もいらっしゃいますが、そういうもんじゃないんです。クルマで走っていて、町名が変わる境界で看板が見えるはずが、無くなってしまう…。それぞれの町が昔から培ってきたはずの風土・文化が無くなってしまうようにも思えてならないのです。何か、寂しいですよね。
まぁしかし、このような事情。
4月に行われる近江八幡市市長選も、多分元近江八幡市長に決まりだと思います(規模からにして絶望的…)。
しょうがないということでここは踏みとどまって、近江八幡市に提案が…
安土城造ってやって下さい。それくらいはね。
歴史上名高い安土城。年号のある城が存在しないのは、恐らく安土城くらいでしょう。
映画にもなった訳ですから、ここは是非!
もしそうなったら、観光として町の活性化は勿論のこと、
新快速がひょっとしたら安土に停まるかも知れません。
それに、その案を提示したら安土町民だって反対する必要も無いでしょうしね。
要は、折角合併するんでしたら、もう一回分離独立…なんて後ろめいたことを言うのではなく、前向きに将来を見据えることを考えてみては如何でしょう。
何ならセレソンNo.9の権限に乗っ取り、
100億円で安土城を…造れるか?どうよ、ジュイス??
posted by T.Kiyomizu at 00:00
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