久々に訪れた四国で、我々が観たのは、信じがたい現実であった。
<宇高航路>3月廃止 100年の歴史に幕
四国運輸局は12日、国道フェリー(高松市)と四国フェリー(同)が、高松市−岡山県玉野市(宇野港)間の航路を3月26日で廃止すると発表した。2社が同局に事業廃止届を提出、受理された。昨年3月に始まった高速道路料金の大幅割引による利用客減少が理由。同航路は現在、この2社しか運航しておらず、1910年6月に国が宇高連絡船を就航させて以来100年にわたる歴史に終わりを告げる。Yahoo!News毎日新聞 2/12付
わたくしは宇高航路の廃止を、当日宿泊したホテルのカウンターにある四国新聞で知り、極度に動揺して新聞を買い、なめ回すように読んだものです。
気付けば、瀬戸大橋が開通してからというもの、いつかフェリーの終わりが来るのではと思っていたものの、それがこの今、就航100周年という記念すべき時に、来るべき時が来てしまったのだろうかと疑問に思えてなりません。
過去のわたくしはと言うと、瀬戸大橋が当時高かったのと、休みながら四国に渡れるというメリット面から、四国に向かう際には必ずと言っていいほど宇高航路を愛用していた一人でした。片道2500円(キューブ、1人乗用)で四国に運んでくれる利便性は、たった5分程度で結ぶ瀬戸大橋片道4500円より遙かにマシなモノです。
ところが、高速道路のETC格安で瀬戸大橋が休日1000円になったからと言えど、わたくしはこよなくフェリーでした。最近はETCを付けたままフェリーに乗れる利便性で、宇高航路だけでなく、神戸から周航するジャンボフェリーに乗って向かっておりました。
中には通学などで利用する方も少なくないと言うことで、最悪来月26日を最後に、宇野−高松の航路は事実上無くなってしまうようです。
金どなは、「そんなことでいいのか!?」と自問自答してたんです
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