


この3枚はおよそ10年前に撮影したもの。
そして、わたくしがとある旅で偶然にも訪れた、貴重な画像。
今やこの風景は、存在しない……
時はさかのぼり10年前。
国道という道の行く末を追いかけていたわたくしは、ある日「国道417号」という道を探し求めていた。
岐阜県(揖斐)から福井県(嶺北)に向かう山岳国道で、途中から国道が林道に様変わりする、俗に言われる「酷道」である。
10年前当時は、その国道中間地点にある廃村が存在した。
その名を「徳山村」。
今は合併し揖斐川町と名を変えている。
当時はまだ徳山ダムが工事に入ったばかりということもあり、村自体はまだ姿を残していた。
上記3枚の画像はまさにその光景を移したもので、現存するのはその3枚のみである。
しかし当時でも大半の住居や建物は取り壊されており、僅かに残る建物が映し出された画像のものとなっている。
昨年、徳山ダムが完成し、水をせき止め始めた。
今、この地域はどうなっているのだろうか……
【その旅の全貌を、とくとご覧頂こう】