2009年05月17日

題名のない音楽会「日本吹奏楽の歴史(1)課題曲の変遷」onABCさん

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毎週日曜の朝9時からテレビ朝日系列で放送している音楽番組「題名のない音楽会」。
たまたま先週見ておりましたら、今週は吹奏楽特集を行うってなモンで、元ブラバン部員としては見逃すわけに行くまいと、生チェックをしておりました。
BSの方では昨晩先行放送しておったのですが、新インフルの疑いがあったため実家にも帰れず(でも別のインフルで、本日回復しました☆)。

まず最初は、毎年夏に行われる「吹奏楽コンクール」の醍醐味・課題曲の変わり様をざっくり紹介。
コンクールが開催された当初は海外の作曲家による課題曲というイメージが強かったのですが、やはりそんな感じで、オリンピックを切欠に課題曲も変わっていったようですねぇ。
昔はどうあれ、課題曲はA〜D(年によってEが出現する時もあり)に分かれ、アルファベット事に難易度が分かれるような感じでしたが、昔はどうだったのだか…
私的には”A”が上級編「大学・一般向け」,”B”が卓越編「職業・一般・音楽科校向け」,”C”が中級編でDよりもやや上の難易度,そして”D”が初級編。Dが主にマーチとなっています。
しかし、何の因果か、年度によってたま〜に、A〜D全てマーチになってしまったり、Cが超難易度となる時もあり、選考方法は非常に微妙で決まってはいないようです。
昭和50年代頃までは、何が何だかさっぱり分かりませんでしたが、岩井直溥氏の登場で何となく親しみやすい感じに課題曲も進化していくのが分かります。
今回紹介された作品は
■1956年度(第4回)
 「エル・キャピタン」より       作曲: J.P.スーザ
■1964年度(第12回)
 バンドのための楽章「若人の歌」より  作曲: 兼田 敏
■1970年度(第18回)
 「音楽祭のプレリュード」より     作曲: A.リード
■1974年度(第22回)
 「高度な技術への指標」より      作曲: 河辺 公一
■1976年度(第24回)
 ポップス描写曲「メインストリートで」 作曲: 岩井 直溥
■1982年度(第30回)
 吹奏楽のための「深層の祭」      作曲: 三善 晃

で、戦前にも数回行われていたようですが、恐らくご想像通り軍歌系の課題曲てんこ盛りだったようでして、中には「君が代」が課題曲となっていた年もあったようです。
番組内では、あのにこやか声で大正琴を奏でる山崎バニラや、今や吹奏楽界でこの方を外しては語れない「マルちゃん」こと淀川工業高校吹奏楽顧問・丸谷明夫先生がご出演。御歳85歳にもなられる岩井直溥氏ご出演には驚きました!!

この中でわたくしが知っている曲と言えば、一番身近な「深層の祭」と「音楽祭のプレリュード」のみでした。ま、流れを紹介するんですから、仕方ないかなぁと。

何で70年度の曲を知ってるか?って……
posted by T.Kiyomizu at 10:58 | 滋賀 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | サウンドリコメンド
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