2009年3月21日
午前9時
JR京都駅

先日(3月20日)から来阪されていたatsuさんが「明日和歌山電鉄のイベントに行くんですよぉ」って言っておりましたんで、久々に鉄ちゃん気分で出かけることにしました。
そもそも、和歌山電鉄は有名になる前に1度訪れたかった場所でしたが、和歌山という場所が近畿とはいえ遠いイメージがあったことと、最近電車がとんと久しぶりだったのと、大阪でさえ20日に訪れたのが久しぶりであるということなどから、なかなか訪れる機会に恵まれませんでした。
一時は廃線の危機に立たされた路線、いわゆる「崖っぷち路線シリーズ」の前回は昨年GWに参った千葉県の銚子電鉄以来です。
まずは和歌山まで行くのですが、昨日とこの日と体調があまり良いことなく、atsuさんにも「この日行けるかどうか、分かりませんよぉ」てなこと言っておりましたが、まぁ眠いけど多少は大丈夫だろうってんで、運良く指定席券をゲットして京都から特急「スーパーくろしお号」にて一気に和歌山に向かいます。
しかし、流石は連休中。観光客が京都から乗り込み、南へ行くぞぉ!!とばかりの意気込み。新大阪でかなりの乗り込みがあって、これでほぼ全席埋まっちゃいました。
「あぁ、この方々はきっと白浜に行くんだな」と思い、電車は一路和歌山へ。トンネルを抜けてしばらくするとはるかに和歌山を望む風景が広がり、さぁ降りようかな?と思ったら周りの人間も降り支度。待て待て待て!!あんたらも行くのか和歌山電鉄へ??

結局和歌山駅で殆どの客が降り、そのまま9番線にある和歌山電鉄のホームへ。1日乗車券を求めて客が長い列を成して待っております。
社員さんらの迅速なる手さばきで、その人数をこなし、問題なく待っていた電車に乗ることが出来ましたが、観てのとおり普通の旧南海車両。
う〜ん、残念!!
ちなみに、和歌山電鉄HPでは変わった電車「いちご電車」「おもちゃ電車」「たま電車」の走行時刻表が載っております。わたくしも乗り換えがこの電車だと端から分かってましたが……残念。
定刻通り発車した”普通の”電車は可愛い車内放送で始まり、軽快なスピードで駅を通過。
途中「日前宮」で5分の待ち合わせをしていたら、燃える燃える〜赤い「おもちゃ電車」が滑り込んで参りました。

(おもちゃ電車は4月から6月まで定期診断を受けるため運休だそうです。お越しになられる際はご注意を)

しばらく長閑な風景を臨みながら走ります。
約20分ほどで、中間駅である伊太祁曽(いだきそ)駅に到着です。

反対方向には「いちご電車」がお待ちかね!!
伊太祁曽駅を降りると、ホーム向こうに車庫があります。
到着すると、早くも人の群れが。

一体何ごとか!?
実はこの日、終着駅・貴志駅のスーパー駅長・たま卿をあしらった電車「たま電車」のお披露目日と合わせて「第4回貴志川線祭り」が開催。駅長たま卿をご拝観しようと各地から多くのギャラリーが、たま電車の運転席にて観衆に手を振るスーパー駅長たま卿を一目見ようと駆け寄っているというもの(笑)。
ここでatsuさんと合流。
セレモニーはとっくに終わっており、着いている時にはまさにこの状態だったので、わたくしもいざ!!

うおっ、物凄いギャラリー陣!!
み、見えるのか??


撮り方がちょっと悪かったのか、反射しちゃいましたが、わたくしの立ち位置からは若干ながらたま卿を確認。
ちなみにたま卿はその後、住処である貴志駅にお戻りあそばれ、お暇されたごようすであられます。
折角なので、たま電車にわたくしも試乗。


車内は遊び心満載のねこデザインで埋め尽くされております。

ここまでこだわりがッ!!

こういう車両同士の通り抜けをわたくしは未だかつてみたことがございません。まるで「たま神社」?

本棚があり、電車の中で本を読むっていう感覚になっているようです。
ぽち文庫は犬にまつわる本、いちご文庫はイチゴやスウィーツにまつわる本という感じで。もちろんたま文庫も存在。
中にはたまの足跡が床を伝っているなど細かい細工を施しており、たまの住処らしき大きなカゴや、赤ちゃん用カーゴも存在。

たま電車はこの後午後4時前に出発。
まだまだつづくぞぉ