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2009年01月15日
土岐麻子 / TOUCH
今年最初のサウンドリコメンドでございます。
渋谷系ロック(パンク)バンド”Cymbals”が解散して早5年……。
解散コンサートもおよそ5年前の1月20日、O−Eastで行われ、私もギリギリでチケットをゲットして上京し、最初で最後のコンサートを満喫し、ジャンキー(Cymbalsファンの呼び名)仲間とオフ会を夜明けまで行ったことを、今も昨日のように覚えています。
そのCymbalsのボーカルだったのが、今回紹介する土岐麻子でした。
正直、今後の彼女の動向を、かなり心配しておりました。
結婚したんだから、音楽活動に取り組まなくても…と半分思っておりましたが、その思いとは裏腹に、父親がジャズサックス奏者ということを取り柄に、親子でジャズスタンダードのカバーアルバムを立て続けに出すなど、今までに考えられないソロデビューを披露し驚かせました。
その後もポップなアルバムも出し、カバーアルバムも相変わらず出し続け、気が付けばもう5年。
Cymbalsのアルバムを聴くまでもなく、土岐麻子はアルバムを出すたびにまだまだ成長しているご様子。
今や女性の生き方として尊敬する人にノミネートされているんだとか。
それを決定づけさせたのが、今回のこのアルバム『TOUCH』だと思いますなぁ。
言い方悪いかも知れませんが、アクが無いんですよ。彼女の歌い方ってのは。
全体的には落ち着いてまとまっております(変な表現だけど)。
それに歌によって表情も変わります。
当たり前ですが、今のポップスにはそれが無い。
残念なコトですなぁ。
同じ思いで最近CD買ってないと言う方は是非とも手にとって聴いて頂きたい。
当然の事ながら、ジャズスタンダードはお手の物。
御存知日産ティアラのCMで披露したビル・エヴァンスの名曲「Waltz For Debby」を日本詩で歌い上げます。
CMとは少し感じが違いますが、深みがあります。
恐ろしいくらいに深い…。
と、思ったら明るくなったりと、長短がはっきりしていて清々しい感じに仕上がってます。
このアルバムでジャズはこの1曲のみですが、その他もユニクロのCMでお馴染みの「HowBeautiful」など聴いた曲がございます。
ポップ調な曲もあれば、デュエットもあり、落ち着いた雰囲気の優しい曲もありと、決して裏切らない1枚となっております。
最近のJ−POPは全く聴けないとお嘆きの皆様。
一つの癒しとして、一度聴いてみてはいかがでしょう。
とりあえず、今後も土岐麻子は頑張るんでしょうなぁ。
うらやましいくらいに、光っておりますよ、歌声が。
posted by T.Kiyomizu at 21:18
| 滋賀 ☁
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